温故知身
現代社会、とりわけ日本では何事に於いても、
「スピード」を求められている気がします。
目まぐるしく変わるスタンダード。
取り入れるべき情報と、廃棄されていく知識。
何が必要で何が不必要なのか。
私たちは秒刻みで選択を迫られています。
「今」を生きる人間として、その全てを否定することはできません。
でも。
ふと歩みを止めて「振り返る」ことも、必要ではないでしょうか。
たず
そして温ねた「過去」(故)の中に、本当の自分自身を知ることができる。
「故きを温ね自身を知る」
懐古主義に浸るのではなく、その「時間」や「手間隙」が
私たちを導いてくれると信じています。
おうき
店主 長谷川応幾